ウフギー自然館

やんばる地域の特徴的な自然環境や、多くの固有種を含む多様な生き物たちが生息する生物多様性の豊かさや重要性について、一人でも多くの方に理解・関心を深めていただけるように、さまざまな取り組みを行っています。
●自然観察会、講演会など
●やんばる3村たまて箱(やんばる3村持続可能な地域づくり応援講座事業)
●学校と連携した取り組み
大人から子供まで楽しめる、やんばるの自然とふれあえる企画として、自然観察会や講演会、体験教室などを行っています。年間を通じて、さまざまなテーマや内容があります。
主に、やんばる自然体験活動協議会(3村、県、環境省で構成)の主催・共催により、実施しています。
やんばる地域で見られる動物や植物などについて楽しく学び、実際にフィールドに出かけて観察します。
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森の観察会 | 海の観察会 | 猪垣観察会 |
過去に開催された自然観察会の様子は、こちらをご覧下さい。


やんばるの自然などを調査・研究している専門の方を講師として、専門分野についての内容や研究の成果を、わかりやすくお話していただきます。
過去に開催された講演会の様子は、こちらをご覧ください。
実際に自然の素材と触れ合いながら、自分の手で工作をしたりします。
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草木染め | クラフト教室 |
過去に開催された体験教室の様子は、こちらをご覧ください。

イベントへの参加申し込み
本年度のイベント情報は、こちらのページをご覧ください。
イベントの詳しい内容は2週間ほど前にチラシやポスターなどでお知らせしています。講師の都合や天候などにより、変更や中止になる場合もありますので、ご了承ください。
お申込み、お問い合わせは、下記担当までお気軽にお電話ください。
やんばる野生生物保護センター“ウフギー自然館”(電話:0980-50-1025)
やんばる3村たまて箱とは?

「やんばる3村持続可能な地域づくり応援講座」は、やんばるが持続可能な地域であるために、地域の資源をどのように保全し活用していくことがよいかを、地元3村(大宜味・東・国頭)の方々とともに考えるための講座として、環境省が行っている事業です(平成21年度〜)。
やんばる北部
3村(大宜味・東・国頭)の地域づくり関係者が集まった運営委員会により実施しています。
特徴は、講座に参加するのも、企画・運営するのも、やんばる北部3村の人たちであるということです。やんばる地域の魅力や資源を次の世代に残すためにはどうしたらよいかを、自分と関係のあることとして考え、解決のための行動につなげていくヒントとなる学びの場を、3村の地域の皆さんと一緒に楽しみながら創ることを目指しています。
魅力が詰まったやんばる地域を、新しい発見や感動をもって見つめなおしてもらうことを願って「やんばる3村たまて箱」と名づけました。
さて、たまて箱からは一体何がとび出してくるでしょうか??
たまて箱の中身
【平成21年度】(ステージ1〜3)
地元3村の人たちから見ても、身近で知らないところに実は魅力があることに気づくことができるようなプログラムを、3村をフィールドに体験型で楽しく展開しました。
ステージ1:東村・慶佐次マングローブカヌー体験&自然観察 日時:平成21年11月23日(祝・月) |
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ステージ2:大宜味村・ター滝沢登り体験 日時:平成21年12月19日(土) |
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ステージ3:国頭村・与那の森ネイチャーゲーム 日時:平成22年1月17日(日) |
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3村をフィールドとする体験型講座に、「生物多様性」を大きなテーマとした座学を加え、全部で5回シリーズで開催。
平成22年(2010年)は国連が定める国際生物多様性年であり、10月には愛知県名古屋市で、生物多様性条約の第10回締約国会議(COP10)も開かれた、大事な年です。
そんな時代の流れも意識しつつ、「やんばるの生物多様性」に、少しでも理解・関心を深めるきっかけとなることも目指しました。
ステージ8:
座学「やんばるの固有種を考える 〜ヤンバルテナガコガネ〜」 日時:2011年2月19日(土)17:30〜19:30 講師:佐々木健志氏(琉球大学資料館「風樹館」) 場所:ウフギー自然館 |
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H23年度からは、主催がやんばる自然体験活動協議会(国頭村・大宜味村・東村・沖縄県・環境省)に代わり、ますます地元主体となったやんばる3村たまて箱。
前回に引き続き、3村をフィールドとする体験型講座に、「生物多様性」を大きなテーマとした座学を加え、全部で4回シリーズで開催。
身近すぎて気が付かなかった地元の魅力
をみんなで発見、分かち合いながら楽しく展開していきます。
主にやんばる3村の地域の子どもたちに、自分たちが住んでいる身近な自然のことをもっと知ってもらい、考えることができる機会を増やしていくために、地域の学校と連携した取り組みを行っています。
朝の読み聞かせへの参加

奥間小学校では低学年を対象にした読み聞かせに参加し、「森のかくれんぼ」という本を使って、木の葉や枝に化けて身を守る虫や、花に化けてエとなる虫を待ち伏せるクモなどを紹介したり、「夏の虫、夏の花」という 本を使って校庭などで見られる昆虫を探したりしました。
出前授業

地域の学校から依頼があった際に、やんばるの生きもののつながり(生物多様性)や、外来生物とマングースなどをテーマとして、学んでもらうお話をしたりしています。
ヤンバルクイナ学習会
ヤンバルクイナの生態のふしぎや、交通事故による被害など直面している状況、保護のための取り組みなど について学べる学習会を、3村地域の学校と連携しながら実施しています。
ヤンバルクイナ集落周辺プレイバック調査
平成17年から、集落周辺でのヤンバルクイナの生息数を調べるための鳴き声をつかったプレイバック調査を、 地元の学校の子供たちと一緒に実施しています。調査を実際に体験してもらいながら、自分たちの身近なとこ ろに住んでいるヤンバルクイナについて理解を深めてもらう取り組みです。